最近、他院から根管治療のトラブルやセカンドオピニオンが増えております。根管治療とは歯の内部の治療です。簡単に言い換えると神経のあったパイプを掃除して密閉する治療です。簡単に記載しましたが、この作業は非常に困難で歯によってはかなりのテクニックが要求されることもあります。アメリカでも数万円から20万円を超えるくらいチャージされる治療です。
根管治療はかぶせものよりも大事な治療であり、歯の土台の治療です。言い換えれば家で例えると地盤の基礎工事のようなものです。しかも患者さんにわかりづらい治療です。当院ではわかりづらい根管治療もできる限り努力して結果がでるように配慮しております。基本的にはアメリカでの根管治療のレクチャーを受け実行している状態です。
歯というのは非常に複雑で人によって全く形が異なります。根の本数、管の本数、湾曲の度合、太さ、石灰化による閉鎖などなどとにかく大変です。当院ではマイクロスコープを使用して歯の内部まで細かく診査を行いながら確実な根管治療を行うようにしております。難症例はアメリカのペンシルバニア大学のエンド出身の専門医に紹介したり大学病院の保存科を紹介させていただいております。その患者さんにとってベストな選択をするように配慮しております。
今回面白いケースがあったのでレントゲンを掲載します。私の友人の前歯ですが、歯に動揺があり神経が失活(神経が腐って腐敗している状態)していました。根管治療(根の治療)を行い、根管充填を行った経過です。
歯科治療はバランスが重要です。かぶせものだけが上手でもだめですし、すべての項目でそれなりのスキル診断能力が歯科医師には求められます。私はその中でもとにかく予防が大事だということは耳にタコができるほど伝えています。しかし、予防できなかったら、やはり保存治療(根管治療や歯周病治療、神経を取らずに最小限の介入での充填)が最も大事です。患者さんに簡単にわかるところではなくわからないところをいかに的確に治療ができるかも重要です。



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