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ゆきお院長の徒然ブログ

幼児歯科健診にて

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2008年10月23日

私は歯科医師会の会員ですので行政の非常勤職員という立場があります。その中で地域での健診業務があり、昨日も西部保健センターにて幼児歯科健診をおこなってきました。約70名の幼児を健診しましたが皆2、3歳の小児です。このころの要点を記載します。

・この時期はほとんどのお子さんはむし歯にはなっていない子が多いです。まだ、乳歯が生えそろったばかりですので。

・逆にこの頃にむし歯がある子は相当のハイリスクなお子さんと言えます。

・むし歯がある子はほとんどの子が早期にジュースや飴など甘いものを与えてしまい生活習慣上で問題があります。言い換えれば両親や祖父母の養育の問題といえます。

・数人のお子さんに癒合歯(2本の歯がくっついた状態)が認められ将来永久歯列に影響がある可能性があります。ちなみに歯列異常は最近多いと言われています。

・前歯の歯と歯の間の歯茎のひものような組織(上唇小体)を気にする親がいますが、幼児であれば経過観察です。そのうち位置が変わる可能性があり、さらにすぐに切除する必要はありません。

・指しゃぶりやハンカチなどを咬んだりと、何かを前歯で咬んでしまう癖があるお子さんが多くみられます。焦る必要はありませんが徐々に癖は直していきましょう。前歯が出っ張ってしまったり、歯と歯が開いてしまったりします。

・しきりにブラッシングを気にするお母さんがいらっしゃいます。一人電動歯ブラシで2歳のお子さんに歯磨きをさせている方がいましたが、そこまでブラッシングに対して神経質になる必要はないのでは?と私は思います。それよりも飲食習慣が重要で、特に飲み物も含め頻度と夜寝る前に飲食しないことが特に重要です。あとはブラッシングは習慣づけの時期ととらえていけばよいと思われます。

・仕上げ磨きをしている方が多いと思いますが結構なことだと思います。なかなかさせてくれないとか問題があると思いますが、行政でも相談できますし、かかりつけの歯科医院にて相談するのも一つの考え方でしょう。小さいうちはきちんと手がかけられるのですが、大きくなってくると仕上げ磨きもさせてもらえなくなってきます。スウェーデンのイエテボリ大学のカリオロジーの教授が言っていましたが、歯磨きと字を書く能力は比例しているて段々上手になっていくものだそうです。つまり最初はフォローが必要ということです。しかも重要な小児期ですから。

・「歯科医院で定期的にチェックしています。」と答える方も結構いらっしゃって定期健診(メンテナンス)はもはや常識になりつつあるといった感覚もありました。

・歯列に問題がある子が多かったです。(主に上顎前突) 歯列はどちらにしても幼児の時点でどうこう言ってもしょうがないので永久歯の前歯が生えてくる時期(7歳位)か側方歯群萌出期(10歳~12歳位)に歯列のチェックをし、必要であれば介入すべきかと考えます。結構気にするお母さんが多かったです。

最後に行政の健診はあくまでも公衆衛生で低コストで多くの人に行うものです。歯科医院でのメンテナンスとは性格が異なります。そのあたりの情報がもう少し広がればよいと思うのですがなかなか区別できていないと思います。今後の課題かと思います。

千葉県佐倉市の予防歯科·インプラントはゆきお歯科医院

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