先日新聞記事に出ていましたが、むし歯だけが歯の痛みの原因ではありません。患者さんからよく言われるのが「神経取った歯なのに痛くなるのですか?」という質問です。神経がない歯(失活歯)でも感染すると歯の周囲(歯周組織)が炎症を起こして、腫れたり、咬んで痛かったり、フィステル(膿の出口のおできのようなできもの)ができたりします。
他にも三叉神経痛や顔面神経痛など歯とは関係がない脳神経領域が原因の時があります。当院には今までも神経系の疾患を疑う方は数名いらっしゃいます。麻痺が起きている患者さんも数名診たことがあります。
これらは鑑別診断が難しく慎重に対応しなければなりません。無意味に治療する(抜歯や神経をとるなど)可能性があるからです。当院では基本的にメンテナンスをベースに考えておりますので、基本的には経過観察しながら明らかに治療すべきという状況になり、初めて介入していくことになります。とにかく戻れない処置は慎重に行う必要があります。



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