2009年6月30日
訪問セミナー初日
SAT事務局(私達が入っている予防歯科のグループ)からの紹介でシアトルで歯周病専門医として開業していた中山吉成先生を医院にお呼びしました。
初日は器具の準備の研修でした。シャープニングと呼ばれる作業の実習でしたが、中山先生の器具はまさに匠(たくみ)の領域で長年使用し完璧にシャープニングされた器具をお手本として医院スタッフ全員で器具のシャープニングをせっせと行いました。
歯周病専門医としてのこだわり、経験、器具を長く大事に使用していることなど当院の歯科衛生士には素晴らしい経験になったと思います。そして懇親会ではアメリカと日本での診療の考え方の違いなどいろいろなことを教えて頂き皆良い経験になったと思います。
2009年6月29日
今日は患者さんセミナーの日でした。
本日は毎月恒例の患者さんセミナーの日でした。参加者は最近来院した新患の方と数年前から定期的なメンテナンスを受けていただいている2名でしたが、お二人ともアメリカに住んでいた経験のある患者さんでした。
いつもどおりパワーポイントでスライドショーを流しプレゼンテーションを行いました。そして質問を受けて雑談をしました。普段は時間がないのでなかなか患者さんと話せないですが、セミナー時は本当に楽しくて良いです。有意義な時間です。
なかなかメンテナンスを受け入れてくれる歯科医院は少ないと患者さんも言っていてやっと当院を見つけたと言われ嬉しい反面日本の歯科医療の問題が多いことを再認識しました。今後移転することもお伝えし、ぜひ良い状態の口腔を維持していただきたいと伝えました。アメリカでは3か月とか6か月での受診は当たり前だとお二人声を揃えて話していました。日本でももう少し予防にシフトすれば良いといつも私は感じています。
接遇
昨晩のTV番組で接遇を教えるカリスマ教師の特集がやっていました。見た方も多いとは思います。職場でも接遇、近所付き合いや友人関係でも接遇をきちんとすればとても素晴らしくなれるという内容でした。
当院でもまだまだですが、今後接遇についても考えなければなりません。診療以外にもいろいろとやることがあっという間に溜まってしまいます。半年、一年かけて接遇も改善していく予定で考えています。ちょっとした事ですが重要なことです。
2009年6月28日
移転の設計打ち合わせ(2009,6,28)
本日、山形の設計士さんと打ち合わせを行いました。小児歯科の専用スペースを設けたくてコストにも限界があり、図面上にも限界がある中で約2時間打ち合わせをしました。今後数十年使う診療室ですので図面に関しては非常に慎重に考えながら修正しているところです。
<今日の決定事項>
・滅菌消毒室は独立したブースに
・スタッフの動線と患者さんの動線を的確に分離する設計にする。
・小児の診療室と成人の診療室を完全に分離して静かなエリアを作り落ち着いた雰囲気を作る。
・フリーの小児歯科専用スペースを設ける(チェア3台)
・予防の個室は4台分、治療の個室は3台分、小児3台、合計10台の設計となる。
・滅菌室にミーレのジェットウォッシャーを導入するため熱湯や電源が特別であることを伝えましたが特に問題がないとのこと。
2009年6月20日
1世帯あたりの平均所得額
厚生労働省発表の「2008年国民生活基礎調査(概況)」によると2007年の1世帯あたりの平均所得は1,9%減の556万2千円となり平成に入ってから最低額だったそうです。多くの世帯の実感に近いとされる数値は448万円であり平均値より低い世帯が60,9%だそうです。
「生活が苦しい」と感じる割合は過去最高の57,2%で特に子供がいる家庭で多く、62,1%だったそうです。
残念なことですが口腔衛生学の統計などのデータで世界的言われるのは、口腔の健康状態は所得に比例するという事実があります。これは日々臨床をやっていて実感します。
生活が苦しいから医療を受けられないというのは非常に問題があると思いますし、発想は逆です。悪くなってからの治療はコストも時間も手間もかかります。そうなっては生活が苦しければなおさら受けられなくなってしまいます。その点予防のように悪くならないようにしておく考え方であれば「どかーん」とコストがかかるような治療はしなくて済むことが多いです。
日常生活では色々なものにお金がかかります。ただ、その中で必要なものに順位をつけていけば良いと思います。生活上どうしても必要なもの。節約すれば出費を減らして他に回せるもの。いろいろな考え方があると思います。ただ一つ言えるのは、日本では歯の価値があまりにも低いことです。車やブランド物のバック、服などこだわるのは個人の自由ですが、アンバランスな価値観の方は非常に多いと思います。健康というものはお金には変えられないですし、症状が出てはほとんど手遅れなので早いうちの対応が必要です。特に歯科では妊娠中から小児の時期が重要です。
生活が苦しいからこそ予防歯科です。
具体的には、「生活が苦しいから3か月間隔のメンテナンスを6か月間隔に」というのはやむを得ないと思いますが、「生活が苦しいからメンテナンスを受けない」というのは問題ありです。
皆が歯を削らないで、歯周病にもならずカリエスフリー(むし歯ゼロ)を達成することを望んで診療しています。
2009年6月13日
口腔外科専門医の診療
5月より当院に口腔外科専門医の診療日を設けることになりました。通常の抜歯から難しいケースの抜歯、粘膜疾患(腫瘍や嚢胞など)、顎関節症など広く対応できるようになります。当院から紹介させていただく大学病院は少し遠いので今回のようにまずは第一段階で対応ができるようになると患者さんにも医院にもメリットはあると思います。
診療日は毎月金曜日の第2週、第3週、第4週のうちの2日間です。翌月ごとに予定が決まるので今はご希望の方やこちらから専門医受診を勧める場合に予約を取ってもらっています。
昨日も口腔外科の診療日でしたが難しい抜歯の方が4名ほど入っていました。また1名は口内炎がなかなか治らないということで心配になっていたためセカンドオピニオンとして診察してもらいました。
このように身近なかかりつけ歯科医院に広く対応できる力をつけることは地域にとってもメリットと考え、今後充実して行ければと思います。今後は小児歯科の専門医を配置していくつもりでいます。今後も宜しくお願い申し上げます。
2009年6月12日
歯科技工士の記事
今日のMSNのトップページに歯科技工士の特集が出ていました。ヨーロッパのコンテストで優勝した技工士さんが取材されており、金属の詰め物や入れ歯の作り方など詳しく写真入りで入っていました。
本来日本人は繊細で器用です。おそらく日本の歯科技工士のレベルは世界一でしょう。しかし残念なことに日本の社会の評価は低いものがあります。よって歯科医師も歯科技工士も現状は良くない状況です。
我々は日常的に治療で型をとったりします。その後は技工士さんが丁寧に仕事をしてくれて出来たものが患者さんの口腔内に入ります。なかなか皆さんはそこまで目はいかないのですが、歯科治療の技術の半分は技工士さんが絡むと言っても過言ではないでしょう。それだけ重要な職です。
最近では技工物自体が減ってきて技工士さんも大変な状況です。この先歯科技工士というライセンスの人口が減ってくると言われています。歯科医療全体の評価が適正になり、今よりも患者さん、歯科医療業界共に良くなることを望んでいます。






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