2009年7月30日
救急蘇生研修会
昨晩は地区の歯科医師会主催の救急蘇生研修会にスタッフと参加しました。私は佐倉市の在宅歯科診療の委員会に所属しており今回の研修もその委員会の業務として行いました。
麻酔科の先生をお呼びし、毎年健康管理センターで行っております。左の写真は麻酔科の先生に教わっている当院スタッフです。
今年のテーマは糖尿病に的をしぼってレクチャーを受けました。簡単に血糖値を計測できる機械が二プロからでているので皆で実習を行い、その後心臓マッサージおよび異物除去(ハイムリック法)、AEDのマネキン実習を行いました。
日々診療中に何が起こるかわかりません。院長だけではなくスタッフも含めて年に1回の救急救命の研修を受けることは重要だと感じています。また、日常で倒れている人や事故、災害時に家族を助ける可能性もあります。いろいろなことに対して備えておくことは重要です。
もちろん何も起こらないのがベストなので安全に診療できるよう見直していきたいと改めて感じた次第です。
2009年7月24日
根管治療の再治療
当院ではマイクロスコープを2台設置してあり常に根の治療はマイクロスコープ下で行っております。そのため非常に時間がかかりますが比較的良い結果が出やすいと考えます。
このケースは金属のかぶせものの歯の再治療ケースです。白く写っているのが金属です。かぶせものの内部にネジが歯に打ち込んであるのがわかります。金属のクラウンを除去後、マイクロスコープを使用し丁寧にかつ慎重にネジを除去して再治療しました。ネジの先には白い薬が入っていません。(おそらく詰まっていてあかなかったのか、古い治療なのでやむを得ないのですが・・・。)
ネジを除去した後に隔壁法と呼ばれる壁を作ってラバーダム防湿法というゴムのマスクのようなものを用いて歯の内部が汚れないように行います。当院ではこのパターンで根の治療を行っております。あとは10倍や20倍くらいの倍率で内部の汚れをとっていき、いわばパイプの詰まりをとってパイプが通るようにする処置を行います。根の先まで白い薬が入りました。根管内(パイプの中)を超音波チップで良く掃除して次亜塩素酸ナトリウムと呼ばれる薬剤でよく洗浄して薬液消毒します。ちなみに今回の写真の症例も管が詰まっていて時間のかかる比較的大変なケースでした。
基本的にアメリカではこのような流れで歯内療法専門医はやっているとのことです。今までシアトル、ヒューストン、ボストンと研修に行き、日本でもペンシルバニアに留学されていた歯内療法専門医の先生の講義でも同様なシステムで行われています。当院でも現在完全に赤字でこのシステムを行っています。
根の治療は患者さんにはわかりません。しかし、長期で歯をもたせるには非常に重要な治療です。当院では歯をもたせることにこだわっていきたいと考えています。(もたない歯を無理に残すのはしませんが・・・。)
そして何度も記載しますが、根本的にはとにかく予防です。予防すれば根の治療なんて本来しなくてすむものなのですから。
2009年7月23日
こんなの取れました・・・。
安全な国 日本
昨晩数名と暑気払いの宴会がありました。その帰りの電車での光景です。
酔っ払ってかばんを放りだして電車の車内で寝てしまっているサラリーマン風の人がいました。あまりにすごい光景なので思わず写真を撮ってしまいました。(笑)
最近では凶悪事件も多く発生して、昔のような安全な国というイメージはなくなってきているのではないでしょうか?しかし、世界的に考えたら日本はまだまだ安全な国だと思います。今回の写真のような状況でもかばんを誰も盗みませんし、電車内や外の公園などで寝ていても問題ないことが多いと思います。
日本では当たり前だと思っていても海外では異なることはかなり多いです。特に世界的に考えると日本はかなり特殊な国といえるかもしれません。それはもちろん良い意味でも悪い意味でも両方あると思います。今回の写真のような状況は日本はまだまだ安全な国だと思います。ただ、警備会社もかなり一般的になりましたが、安全はタダではないという感覚も生まれてきています。
日本の医療もしかりです。日本の健康保険制度は、フリーアクセスでローコストで世界的に見たら素晴らしい制度だと思える部分もあります。しかし、歯科医療に関しては必ずしもそうは言えません。保険制度が当たり前になると低コストな医療しかしないわけですから必然的に質は低くなります。
今日も患者さんとそのような話をしていましたが、歯科診療はとにかく低コストでバンバン回すように点数配分されているので、根の治療などはほとんど赤字でどこの医院でもやっています。愚痴ってもしょうがないのですが、丁寧にやればやるほど赤字がかさんでいく制度では必ず問題があります。歯科医師がお金を払って大変な思いをするのに良い治療などできるはずもありません。あるのは理念とかモラルとか意地とかそのような状況でやっています。
日本は歯科医療費についても世界の中では異常な国です。最近本当に疑問に感じることが多いです。なんとかしなければなりません。少しづつ考えていきたいと思っている今日この頃です。
2009年7月18日
介護認定審査の問題
今朝のTV番組で介護認定審査の改正による介護保険の給付抑制について取り上げられていました。今年の4月から介護認定審査のやり方が変わり、審査基準やソフトで出てくる審査結果がかなり異なってきます。私が参加している場面ではそれほど多くはないのですが、実際の現場ではかなりの数の「非該当」が出ているそうです。
昨日のWEBでのトップページに出ていましたが、医療費も過去最高だとのことです。高齢化がすすむので当然なのですが、国は医療費や介護の費用を抑制しようとする政策に徹しています。しかし、実際の現場では多くの問題を抱えていて難しい問題です。これからの日本はどうなるのだろう?と不安になる方も多いと思います。今こそ抜本的な改革をしなければ将来的に厳しいと思います。
高齢化が異常にすすんでいるので医療費は自然増するのは統計的に考えても当然のことで、それを無理に抑制しようとすると必ず現場で問題が生じます。実際に介護の現場では厳しい実態が報告されています。ただし、無駄も良くないと思います。生活者は無駄な医療機関の受診は避けて、医療機関側は無駄な検査、治療介入は避けるべきだと考えます。このあたりもどこまでがOKでどこからがNGという判断が難しいのですが・・・。
どちらにしても今後の私達の生活において医療、介護の問題は相当重要になると思います。そのあたりを考えた政策の実行を期待したいです。自分も含め親や身の回りの人すべてにかかわってきます。
2009年7月16日
病診連携の講演会
今日は東京歯科大学千葉病院で病診連携のための講演会に勤務医の早速と一緒に出席してきました。以下のような演題で夕方から数時間にわたり講演を聞いてきました。当院のようにいわゆる開業医は大学病院に紹介したりして連携を取りながら患者さんに対して診療をおこなっております。今回のように大学病院に実際に行くことで紹介先の動向を確認するのは重要なことだと感じています。
・抜歯後の出血について
・金属アレルギーについて
・難症例の根管治療について
・感染予防について
・地域連携パスなどの構築について
・スポーツ用マウスガードについて
2009年7月13日
誕生日
実は今日は当院の誕生日でした。満9歳になりました。つまり2000年の7月13日に開業したので当院は早いもので10年目に突入したことになります。特に朝礼などでスタッフに向けては何もありませんでしたが、自宅で缶ビールでちょっと1杯乾杯しました。
時間が経つのは本当に早くて改めて驚いています。今まで9年間、良いことも悪いことも本当に色々ありました。思えば、チェア2台でお金も無く周囲からは反対されていましたが無理やり開業してしまった。(せざるをえなかった??)状況でしたがなんとか周囲の人の支えで何とかここまでやってこれたと思います。また、今までのスタッフにも感謝です。スタッフは医院にとっては宝ですし、スタッフが頑張るので医院は成長できます。それが患者さんに対しての利益につながれば良いといつも思っています。
来年には移転をしてより大きい歯科医院となり、よりよい歯科医療を展開できるよう頑張りたいと思います。今後も宜しくお願い申し上げます。
2009年7月11日
KJ法
皆さんは「KJ法」ってご存知ですか?
問題解決の手段の一つなのですが、ミーティングなどで大きいテーブルの上で各自の問題点や意見などをふせんに書いてペタペタと貼っていき、内容を分類して解決していくというやり方です。
私は過去に何度かこの方法を使用してミーティングをしたことがあります。まずは日本ヘルスケア歯科研究会でのミーティング時です。各医院から参加した人がそれぞれの意見などを出して討論した覚えがあります。
2回目は大学で研修医の施設になったときのことです。臨床実習先の歯科医師が集まりこのKJ法で意見を出し合い研修を行いました。
そして、当院でもスタッフのコミュニケーションに問題があった時に一日診療を休診にしてこのKJ法で問題を出し合って解決したことがありました。
なぜ突然KJ法かというと、たまたまあるホームページのトップページにKJ法の発案者が亡くなったニュースが出ていたからです。川喜田二郎さんという方でそのイニシャルをとってKJ法らしいです。皆さんもKJ法は結構使えるので利用してみては??
2009年7月 9日
レセプトオンライン化
昨日は歯科医師会の社会保険についての会議に出席していました。
いよいよレセプトオンライン化が2年後位に始まるようです。診療報酬の請求は診療報酬請求書(レセプト)で請求しますが、現在は紙に印刷して請求している状態です。
オンライン化が進むといちいち紙媒体で送らなくても電子データでやりとりができることになります。ただ、タイムリーにその方の治療がわかるので患者さんとってはメリットも多いと思います。医療費削減にもつながると思います。しかし、同時に複数の医院に受診する患者さんもいる可能性があるので問題点も多く出ると思っています。まあ、何でも一長一短ですね。国はどんどん改革を進めていきますが、国民に情報を伝達することなどを不十分な状態で進めていっている気がしてなりません。もっと根本的な面を改善していかないと相当な混乱が生じそうです。どうなるか不安を抱えながら今後の日本の医療制度が進んでいきます。
2009年7月 8日
今日のミーティング
今日はスタッフ全員でのミーティングの日で、お題は電話応対でした。
数か月前にメンテナンスで通院していただいている当院の患者さんの歯が痛んだそうで電話していただいたのですが、電話で新人スタッフが出たのか予約が一杯で取れないという対応で問題がありました。一時的にスタッフが不足して新人スタッフが多い時期がありましたので問題が起きたのだと思います。誰の対応かわからなかったのですが、今後気をつけたいと思います。
今後の対応策を話し合いましたがルールを作成し周知徹底するよう心がけたいと思います。
・電話には必ず名前を名乗る
・あいまいな電話については必ず責任者か対応を確認すること
・当院が関係している業者や団体などを把握しておくこと
その他まだまだ至らぬ点がございますが、現在スタッフ一同良い雰囲気で頑張っています。今後も精進しますのでよろしくお願い申し上げます。
2009年7月 1日
訪問セミナー2日目
今日は中山先生のセミナー2日目でした。
今日の内容は、スタッフ同士のスケーリング・ルートプレーニング相互実習と実際の患者さんをお呼びしての実習でした。
まずは前日に皆でシャープニングした器具を用いてお互いに歯石を取りあいました。歯肉溝の内部についている歯石を探知してスケーラーと呼ばれる器具で根面をツルツルに仕上げる実習です。歯周病の治療には歯石の探知、除去が必須になります。その作業がスケーリング・ルートプレーニングであり、歯周病治療の基本中の基本です。しかし、技術的に非常に難しくなかなか徹底的に教わる機会がないのが日本の現状です。大学や専門学校でもほとんど習ったことがありません。今回は一日かけて体で覚えることができたと思います。
相互実習では受付スタッフやアシスタントも参加して歯石を取られることで患者さんの気持ちがわかると思いますし、皆で一緒に一つのことをやることの重要性を感じました。
午後は3名の患者さんをお呼びして、歯周病専門医による診査診断、実際のルートプレーニングを行いました。患者さん3名に対しての先生の対応の仕方が非常に参考になりました。安心感を与える対応など経験からくるものを多く持っている気がしました。先生から「3名ともとても良い患者さんですね。」とほめられました。確かに今回お呼びした患者さんは健康観も高くメンテナンスにもきちんと来ていただいていて、口腔の健康をきちんと考えているオーラがでている方でした。このオーラが大事だと感じます。また、歯ぎしりの強い患者さんもいましたので咬合(かみ合わせ)の対応などについても触れました。歯周病の手術をした患者さんもいたのですが、オペ後の経過についてのアドバイスももらいました。「手術も良くできている」と評価をしていただきました。歯周病専門医から評価されることは私にとっても自信につながりますし、モチベーションはあがります。
今日のように外部講師を呼んで院内で研修することはとても有益なものです。今後もスタッフ教育に力を入れて皆でレベルを上げて医院の総合力を高めていきたいと思います。






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