当院ではマイクロスコープを2台設置してあり常に根の治療はマイクロスコープ下で行っております。そのため非常に時間がかかりますが比較的良い結果が出やすいと考えます。
このケースは金属のかぶせものの歯の再治療ケースです。白く写っているのが金属です。かぶせものの内部にネジが歯に打ち込んであるのがわかります。金属のクラウンを除去後、マイクロスコープを使用し丁寧にかつ慎重にネジを除去して再治療しました。ネジの先には白い薬が入っていません。(おそらく詰まっていてあかなかったのか、古い治療なのでやむを得ないのですが・・・。)
ネジを除去した後に隔壁法と呼ばれる壁を作ってラバーダム防湿法というゴムのマスクのようなものを用いて歯の内部が汚れないように行います。当院ではこのパターンで根の治療を行っております。あとは10倍や20倍くらいの倍率で内部の汚れをとっていき、いわばパイプの詰まりをとってパイプが通るようにする処置を行います。根の先まで白い薬が入りました。根管内(パイプの中)を超音波チップで良く掃除して次亜塩素酸ナトリウムと呼ばれる薬剤でよく洗浄して薬液消毒します。ちなみに今回の写真の症例も管が詰まっていて時間のかかる比較的大変なケースでした。
基本的にアメリカではこのような流れで歯内療法専門医はやっているとのことです。今までシアトル、ヒューストン、ボストンと研修に行き、日本でもペンシルバニアに留学されていた歯内療法専門医の先生の講義でも同様なシステムで行われています。当院でも現在完全に赤字でこのシステムを行っています。
根の治療は患者さんにはわかりません。しかし、長期で歯をもたせるには非常に重要な治療です。当院では歯をもたせることにこだわっていきたいと考えています。(もたない歯を無理に残すのはしませんが・・・。)
そして何度も記載しますが、根本的にはとにかく予防です。予防すれば根の治療なんて本来しなくてすむものなのですから。



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