毎日蒸し暑い日が続いていますね。歩いていると嫌な感じです。私は先日の連休の最終日は家で寝込んでいました。スタッフに体調不良を訴えるものが出てきています。先日は担当患者さんがいる歯科衛生士が急きょ入院し予約をとっていた患者様にはご迷惑をおかけしました。他のスタッフでも急に体調不良を訴えて休む者がたまにいたりします。私は医療従事者ですので急に休むのはプロ意識の欠如だと思ってスタッフには周知させているはずなのですが、さすがに個人的なところまでは介入できません。原則的にモラルに欠けることだと思いますので、再度周知徹底します。また、患者さんも暑いですから体調管理をしっかりしていただき健康で過ごしましょう。過度なストレスがあったりすると体調も崩れますし、歯周病などの歯科疾患にもかかりやすくなります。地球温暖化で暑くなっていると言われていますが、暑い夏を乗り切りましょう。
当院では、大学病院から口腔外科専門医が来院してインプラント治療を行っております。昨日も無料の相談会を実施しました。今後も随時インプラント無料相談は続けていきます。ご希望の方はメールか受付までお申し込みください。
当院でのインプラント診療は担当医が選べます。また、麻酔科の歯科医師も出張して鎮静法なども可能です。骨が十分にあるケースは院長も行いますが、骨がなく移植などを伴う場合は口腔外科専門医に依頼し大学病院で骨造成を行ってもらったりします。どちらでも対応可能です。
実際に昨日の患者さんは骨の高さは十分にあったのですが、幅がなかったので下顎枝と呼ばれる部位から骨を採取し移植し十分な骨を作ってからインプラントを入れる計画になりました。
今後はインプラントを希望する方が多くなってくると思います。当院でもインプラント治療の症例数は増加傾向ですが、日本人は顎の骨が少なく欧米人に比べインプラントを入れるのに不利なことが多いです。よって大学病院などとパートナーシップを組みより幅広いニーズにお応えすべきと考えます。
インプラント治療は残っている歯に負担がかからないので間接的に他の歯をを守る役割があります。また周囲の歯を削ることもないので現在は世界的に歯の欠損した場合の最もポピュラーな治療法です。結局は予防につながることになります。いつも私は言っていますが、これからは予防とインプラントです。そしてもっと先は再生医療、遺伝子治療などです。
今日は前歯のオールセラミックスの患者さんが来院されました。以前都内の美容関係の審美歯科で治療したもので真っ白の色のものが入っていて、ポーンと抜けてきてしまい結局土台からかぶせるまですべてやり直しました。前歯でも片方だけですので難しいケースです。片方だけやり直すというのは結構難しいのです。色や形態が合わなかったりしやすいからです。審美歯科でよく出るのはシンメトリーです。対照的というのが審美の基準の一つです。今日のケースでは真白の歯を入れました。患者さんには喜んでいただけてホッとした感じがしました。
オールセラミックスは確かに金属を使わなく(メタルフリー)きれいです。かなり色が明るくなります。今回は前歯でしたが奥歯でも私はほとんどメタルフリーで治療します。当院ではメタルフリーはもう当たり前で、メタルフリーな歯科診療は今後はもっともっとポピュラーになっていくでしょう。
昨日のある患者さんの治療の時です。左上の小臼歯の口蓋側(歯の裏側)の歯周ポケットが9mmくらいあり歯根破折が疑われた状況でした。結局骨がかなり溶けていたので抜歯になりました。以前も記載しましたが、神経を取った歯(失活歯)は折れることが多いです。
今回は抜歯後マイクロスコープでじっと破折線(ヒビ)を探す作業をしました。すると患者さんからの言葉です。「何やってるんですか?」と言われたので「抜歯に至ってしまった原因を抜いた歯の根を精査して説明しようと思っています。」とお答えしたところ、「先生は丁寧ね。今まで何本も抜歯されてきたけど抜歯した歯について何も説明されたことはない」と言われました。これは結構うれしい一言でした。より頑張らなければと自分自身のモチベーションを上げていこうと思いました。
ちなみにこの患者さんと私自身はあまりプライベートの話はしていません。担当の歯科衛生士は結構話していると思いますが・・・。当院は診療の質にこだわっており現在私一人で治療を行っているため治療の質が一定になっている状況です。ただ、その分多くの患者さんの治療をどんどんやらないといけないので、患者さんと長々と話している余裕がないのです。日本の激安保険診療のシステムの影響もあり、進められる患者さんにはどんどん進めていく姿勢でやっているので、だらだらと話しながら治療するよりもきちんと確実に早く治療をする方に力を入れています。結果を出すことが第一だと考えています。しかし接遇が悪いくて良いわけではありません。このあたりはまた次回以降のブログで記載します。
今日は私の中学時代の同級生の治療をしました。右上の第一大臼歯と呼ばれる歯に膿がたまっていた(慢性根尖性歯周炎とよびます)ので金属の土台(メタルコア)を外しマイクロスコープで丁寧にかつ慎重に始めました。以前も記載しましたがマイクロスコープを使用するとかなりはっきりの歯の内部が見えます。すると管のようなごく小さいくぼみを見つけました。一応神経の管だと思い探ってみたもののいま一つはっきりしなかったので無理に治療は進めませんでした。(時間がなかったこともあります)
さらに後ろの7番目の歯は過去に抜歯しており今回の歯が右上最後の大臼歯なので非常に重要でしたので、私は当院ではなく専門医を紹介する話をしました。友人ですので簡単に受け入れてくれましたが選択が必要でした。東京都内で開業している歯内療法の専門医か大学病院のどちらか選んでくれと言いました。前者は「アメリカのペンシルバニア大学などの歯内療法で有名なところでトレーニングを積んできた歯科医師だよ。でも金額がかかるよ。数万から10万超えるかも??」後者は「大学病院で保険診療で受けられるよ。でも誰に当たるかはわからない。」と説明し選んでもらいました。正直ここからは私も何とも言えないし、結果も約束できるわけではありません。ただ、結果が出る確率が高い方を選択すべきでしょう。とだけ言いました。
以上のように歯の治療は簡単そうに見えて本気でやったら奥が深いものです。当院では本当に私が行う治療が患者さんのためになるのかという視点を必ず考え、結果を出すことにこだわっております。臨床の現場ではなかなか簡単にはいきませんが、基本的な考え方は変わりません。今後もこだわっていきたいと思います。
以前のブログで削ってつめたものは一生もたない。と記載しました。では、詰め物をやり直す(再治療する)のはどのような理由でしょう?
再治療の原因の1位は「二次う蝕」、2位が「修復物の破折」です。二次う蝕(二次カリエス)とは天然歯(ヴァージントゥース)を削って詰めたものの周囲がまたむし歯になることです。アマルガムという金属の詰めものは水銀が入っているから悪いと言われていますが、詰め物の種類の中では唯一膨張する材料です。よって予後は意外に良いです。(当院では使っていませんが・・・。)他の材料は収縮するものですので、段差ができたりして細菌が侵入して詰めものの周りから再びむし歯になります。一度歯を削るとほとんどが一生の中で数回のやり直しの繰り返しです。過去はこれでどんどん歯を失う人が多かったです。
2位の詰め物の破折ですが、自覚しませんが噛む力は相当強いです。その力に毎日さらされて、さらに唾液や飲食物など酸やアルカリと化学的な物質にもさらされて一生もつはずがありません。理屈で考えればわかることです。
世界で最も予防歯科が進んでいる歯科先進国スウェーデンでも多くのデータがそろっています。もはや科学で裏付けされたものです。エビデンス(根拠)がたくさんそろっているのですが、患者さんはそのあたりを知りません。私たち歯科医師も知らないことが多いです。よって究極的な目標はとにかく予防しかないのです。むし歯を削って詰めることやインプラントを入れることよりも、それらをしないで済むように健康な口腔を持つ人を量産することに歯科医師の価値があると思っています。
「予防は痛くない。さらに全部の歯を守ることができる。」マルメ大学(スウェーデン)のダン・エリクソン先生の講義で聞いた事です。
昨日電車に乗っている時の出来事です。わたくしがカートのバックを持って車両の奥の席から降りようとしてドアの方に向かっていた時の事です。
立ち上がり荷物を引こうとして通ろうとしたら、両側のサラリーマン風の男性が2名足を組んでいすに座っていました。その際に足を全くどけようとしません。カートのバックでしたので持ち上げてドアまで移動しましたが、何という態度かとあきれました。まさしくモラルの欠如だと思いました。ましてや子供の手本となるべき大人があれではいかがなものかと思いました。
医療機関でもモンスターペイシェントという言葉ができたようにとんでもない患者さんが多くいるようです。何でもかんでもクレームを言ったり、どなり散らしたりなど多くの事例があるようです。当院の患者さんにはそうなってもらいたくありませんし、他の患者さんのためにも皆が快適になれるようご協力をお願い致します。
ちなみに歯科医院でのモラルの欠如を感じる行動には以下のようなことがあります。
- 無断キャンセルや予約時間の遅刻など→日本の歯科医療は激安のシステムですが、当院では質を向上させるために多くの設備や研修に投資をしております。またスタッフも何人も雇用していますので、運営上本当に困ります。一人一人の意識で変わりますし、他の患者さんのことも考えていただきたいのです。やむを得ない状況もわかりますが、できる限りのご協力をお願い申し上げます。歯科医院はかなりの時間に細かい業界なのです。またこのようなひずみは結局は患者さんに返ってしまうものと思います。
- 歯科医院内で携帯電話で大きな声で会話している→公共機関では携帯電話は使わないのが常識です。通話可能区域を設けている病院などはあります。現状は当院では特に可能区域を設けてはいませんが、歯の治療の時くらいは携帯なしでも良いのでは?総理大臣位忙しかったら別ですが、緊急性の高いことはそれほどないはずです。またメールや留守電などの機能もあると思います。他の患者様も場合により不快な思いをしたり治療を中断しなければならないことがあります。ぜひご配慮をお願い申し上げます。
- 保険証の提示が長期間ない。(保険証が変わったが伝えないなども)→保険診療を受けるには保険証を提示するのがルールです。提示がない場合、レセプトの請求業務で多くの無駄が何人にも生じます。転職した。退職したなど保険証が変わる場合は必ず提示してください。
以上当院でも起こりえることを記載しました。あるわけないといっても世の中いろいろな方がいるものです。一般常識の範囲で各自がルールを守って良い歯科医療を提供したいと思います。
先日の診療中のやりとりです。深いむし歯でしたので、いつものようにう蝕検知液(カリエスディテクター)を用いて慎重にLMのスプーンエキスカベータという器具でむし歯を取っていました。MI(ミニマルインターべーション)をとにかく意識しています。
むし歯がかなり深く神経に近いところまで穴があいていたので、「もし万が一強く痛みが残ってしまうのであれば神経を取る可能性がある。」と伝えました。すると患者さんは「神経を保存するのは自費ですよね?」という質問が来ました。どこからそのような情報を得たのかわかりませんが、全くそんなことはありません。保険診療と自費診療で神経を取る取らないは関係ないはずです。多くの情報が出回り誤っているものも多いと思います。患者さんは詳しくはわかりませんので、残念ながら歯科医師と患者さんとでギャップが生じるのです。これは結構問題だと感じています。ある意味昔の方がやりやすい状況です。最近は患者さんも知りたいという意識が当然高まります。さらに情報が出ると仮に正しい情報だとしても伝言ゲームのように変化してしまったり誤解してインプットしてしまったりします。本当に詳しく正しく歯科医師レベルのことを知っている方もいれば、全く間違ってとらえて自分の意見が固まってしまい、我々の意見に耳を傾けない方もいます。
歯科衛生士も歯科医師も国家資格です。当院では継続して研修を受けていますので、情報は比較的信頼性の高いものを選んで配信しているつもりです。我々医療従事者には患者さんの意見に耳を傾けないといけません。それと同時に患者さんにもある程度信用して任せていただく姿勢がほしいと最近感じます。
お互いにお互いのことを考え良い関係を築いていきたいと思います。
最近他県へ引っ越した患者さんからのメールです。(個人が特定できる内容は記号にして消しました。)
渡邉先生、お久しぶりです。お元気でしょうか?
○○県に引越した◇◇ ◇◇です。
通院中は大変お世話になりありがとうございました。
先生のところへ行って本当によかったと思っております。
さて、事後報告で申し訳ございませんが
昨日7/12にやっと主人といっしょに先生から紹介いただいた
△△歯科医院へ行ってきました。
先生からいただいた治療履歴を受付の方に渡し、
7/26に最初の予約をとってきました。
新しい先生ということで不安もありますが
これからも渡邉先生と小泉さんに教えていただいたことを忘れないよう
歯を大切にしていきたいと思っております。
最後になりましたが、
ゆきお歯科医院のますますの発展をお祈りしております。
では、また。
小泉さんにもよろしくお伝えください。
◇◇ ◇◇
今回は当院で治療を終了し、メンテナンスを続けていた方が他県へ転居されたため近くの歯科医院をご紹介した次第です。当院と同じ考えでほとんど同じシステムで行っているため紹介する歯科医師としても安心です。
現在どの状態なのか、資料を貸し出したり過去のデータを比べたりと医療機関が違っても規格性のある資料であれば可能です。まさに患者さんにとって利益がある医療だと思います。
このようにきちんとメンテナンスで通院している方は責任もって対応していく姿勢が必要だと思われます。
症状があるところだけという診療の考え方ではなく一生涯という中で考えるためです。
またうれしいのは患者さんが院長だけではなく担当の歯科衛生士に対してメッセージを記載していることです。
歯科衛生士担当制を確立してあると患者さんと歯科衛生士との関係は密になっていきます。
そして、当院では何人も過去に患者さんと歯科衛生士が親密に話している光景を見ます。
当院の主役は歯科医師ではありません。かといって歯科衛生士でもありません。主役は全員で「チーム」です。受付スタッフも、歯科衛生士も歯科医師も皆重要です。さらに当院にはクリニカルコーディネーターもいます。患者さんのご意見ご要望、クレーム対応など多くの面で患者さんと歯科医師、歯科衛生士との懸け橋となってくれます。全員のチームワークで診療の質を高め患者満足を上げていけるよう努力していきたいと思います。また今回のように結果が良いと患者さんからも感謝され我々もうれしい気持ちになりさらに頑張る気になります。お互いにポジティブになれるよう頑張ります。メンテナンスにきちんと通っていただける方とは良好な関係になることが多いです。
今日は日本で最大の予防歯科のグループのオピニオンメンバー会議でした。恩師の先生がこの研究会のコアメンバーで、私にもオピニオンメンバーに入るように言われなんとなく入ってしまった経緯があります。東京で午前中ずっと今後の活動や問題点など話し合いました。午後は数件の医院のプレゼンテーションを見て新たに刺激されました。
また、7月13日は当院の誕生日でした。8歳になりました。2000年7月13日に開業でした。暑い夏に保健所や社会保険事務局などに書類などを出しに行って大変だったのを覚えています。今後も初心を忘れずに予防歯科こそ最高の医療を徹底してチームで診療していきたいと思います。
先週末、前期の臨床実習期間が終了し歯科衛生士学校の学生2名が来週からいなくなります。少し寂しいですが、簡単なお別れ会をお昼にやりました。今度は9月位から後期の学生2名が臨床実習に来ます。患者様にはいろいろとお世話になりました。最後は自発的に勉強会に参加するようになりました。人材育成は最初が肝心ですので学生のうちに良い環境を提供することが大事です。今後も優秀な人材育成のためにご理解ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
昨日、診療での出来事です。前歯の根の治療をしていて薬を詰めた後確認のレントゲンを撮影しました。すると2本隣の歯に大きなむし歯がありました。その歯はかぶせてありはずす予定ではなかったのですが、はずすと中がグチャグチャに溶けていてました。
見た目ではわからず中で問題があることは結構あります。レントゲンによるX線診査、目で見る視診、器具などを使用する触診、その他多くの診断法があり、我々はこのような診査を組み合わせて最良の結果を出すよう心がけています。そして、1つだけでは見つからないことも多く物理的に絶対確実な診査法というものは存在しません。ただ、メンテナンスなどでマメにチェックしていれば、診査の精度は上がるものと思います。
患者さんはわれわれが結構簡単に仕事をしていると思いますが、実はいろいろなことを組み合わせて考え再治療など介入のタイミングを迷いながらはかっています。
歯科疾患は基本的に進行が遅いですし、近年むし歯の進行速度はさらに遅くなっております。ずっと放置さえしなければそれほど困ることにはなりませんので大丈夫です。
今日技工士さんが来院しオールセラミックスと呼ばれるかぶせもののサンプルをもらいました。
日本ではシェアがまだ低いのですが、ヨーロッパやアメリカなどではかなり普及しております。
最近はメタルフリー(金属を使用しない)の治療が多くあります。
とくにCAD/CAMなどを用いた審美的なマテリアルが多く出てきており、すさまじい勢いで普及してきています。
当院でもオールセラミックスは扱っています。
一昔前はメタルボンドという金属の冠にセラミックを焼き付ける技工物が主流でしたが、最近は変わってきています。従来のものより少しだけ価格が高く設定されています。
オールセラミックスの利点はとにかく審美的なことです。
変色しませんし、透明感があり明るい色になります。
ホワイトニングなどを行って明るく仕上げたい方にはもってこいのものだと思います。予防の次は審美ですね。
TKC全国会という会計事務所のネットワークがあります。その中で毎月送られてくる冊子があります。そのなかで「コラム」というページがあり、目がいきましたので記載します。
意外な盲点?ダイエットと「飲み物」
というタイトルでした。ある企業がサラリーマンやOLに聞いたアンケートでは、平日1日当たりに飲むものの内訳は「水・お茶」が45%、「牛乳・豆乳」が3%、「アルコール」が17%、「コーヒー、清涼飲料水など」が35%だったそうです。そして、体重を意識した時の対策は「食事」76%、「運動」65%、「飲みもの」46%の順だそうです。飲み物はあまり意識されていないということですね。
当院では裏に株式会社伊藤園の協力で歯にやさしい飲み物の自動販売機を設置してあります。100%ジュースだけはむし歯になるリスクがありますがそれ以外はお茶がメインなのでむし歯になりません。
先週の金土日と休診でした。ご迷惑をおかけしました。常勤スタッフ4名と院長で山形でのセミナーに参加してきました。
1日目はスウェーデンのマルメ大学のカリオロジーのダン・エリクソン先生の講義でした。ユーモアあふれる講義で素晴らしかったです。スウェーデンの予防歯科の真髄を感じた気がします。そして本当にスウェーデンの人はメンテナンスが大事と考えており、患者さんにとっても歯科医師にとっても素晴らしい環境だと思いました。スウェーデンでは全身の健康jは口から始まると本当に考えられています。根本的な考え方が異なります。残念ながら現在の日本は社会的な面から考えても非常に問題があります。まだまだ変わらなければならない点が多く問題だらけです。この問題を解決するためには本来歯科医師会が声をあげて変えなければならないのですが、古い体質がなどがありなかなか変わりません。歯科医師をはじめ医療従事者が当然重要ですが、患者さんも重要で、歯科医療従事者と患者さん(地域住民すべて)が声をあげていかないと現状はなかなか変わらないでしょう。
2日めは当院と同じように予防の診療室づくりを行っている医院の発表や有名どころの歯科衛生士さんのプレゼンをきき、新聞社の医療ジャーナリストの方の話をききました。予防歯科はチームが重要です。歯科医師だけではなく歯科衛生士、歯科助手、受付、歯科技工士など多くの職種が同じ理念をもち努力しなければなりません。ジャーナリストの方の話で印象に残った内容があります。以下に挙げます。
「かかりつけの内科をもっている人は寿命が短い。かかりつけの歯科医院をもっている人は寿命が長い。」
うーん。という感じです。実際のデータからこのような結果らしいです。
「長寿な県は長野県。理由はC型肝炎が少ない。C型肝炎は医原病。」
昔注射針を使いまわしていた時期があったようですが、長野県はC型肝炎の人が少ないので寿命がながいとの話でした。
「8005は医原病」
8020運動(80歳で20本の歯で)がありますが、実際には8005か8006(現状の80歳の歯の本数は5,6本)です。歯医者に真面目に通い続けた患者さんが結局歯を失っていくという状況です。
つまり結論を言うと医療とは非常にあいまいなため難しいということです。その医療行為が本当に患者さんのためになるのかをきちんと検証して介入すべきです。当院でも「正直言ってわからない。」というフレーズを多く使います。「何で歯医者なのにわからないんだよ?」と患者さんは感じてしまう面もありますが、医療行為が5年、10年後にどうなっているかは誰も正しいことは言えないのです。経験や学術的なデータなどから医療従事者は話しています。あくまでもそこからは患者さんの選択になってきます。まあ、なかなか難しい問題です。
そして最終日も予防歯科の全国ネットワーク化の話や、各医院のプレゼンを聞き非常に参考になり勇気づけられました。非常に実りのある3日間でした。
このように当院ではスタッフ教育に力を入れており、院長だけではなく皆が意識を高く歯科医院全体で患者さんの口腔の健康を守る体制を作っていこうと思っています。まだまだ至らぬ点は多くありますが、今後も皆さまのご協力を宜しくお願い申し上げます。
口腔内には多くの細菌が存在しており、体の中でも最も不潔な場所です。
どんなにイケメンや美女でもバイ菌はウジャウジャいるのです。
よく例えられるのは「ドブ」や「肛門」よりも細菌数が多いなどと言われるくらいです。
ですから、最近は過剰な清潔ブームですが、どんなに歯ブラシしても何をしても無菌になることはあり得ません。そのあたりを知る必要があります。(歯ブラシが意味がないわけではありません。絶対に重要です。)
先日、ドラッグストアのトイレにガムの営業ポスターが貼ってありました。
口腔内はトイレと同じくらい汚いことが記載されていました。
また口臭の原因にもなるとも書いてありました。そこまでは良いと思います。
そこからは「だから~ガムを噛んで良い息を!」のような営業でした。
「おいおい!」と思った出来事第2弾でした。
あまりにも世の中の情報が偏っている傾向があると思います。
今日インターネットを見ていたらトップページにリンクが貼ってあり、口臭のことで誘導するものでした。
見てみると中年のサラリーマンの事例などが記載してあり、OLが上司の口臭について文句を言っている事例などいくつか挙げられ、最終的に2000円以上のキャンディのようなものを買わせるサイトでした。
最近インターネットの普及により我々は多くの情報を得られるようになりました。
しかし、気をつけないと情報が多く出るようになるとそれが正しいのかどうか検証しなければなりません。
このような口臭予防のキャンディなど買う人いるのかなあ?と疑ってしまうのですが、一般の方はわからず結構いろいろと買っているようです。
確かに薬効などがあるかもしれませんので完全否定はしませんし、営業妨害する気もありません。
ただ、このようなものは健康な口腔の方が補助的に使用すべき商品です。
まずは、自分自身の口腔内の状況を知り歯周病かどうか調べること。(ちなみに80%以上の成人は歯周病と言われています。さらにそのほとんどが何もされていないのと同じ状況です。)そして正しいブラッシングの指導を受けること。そこからやらないとキャンディでは意味がありません。
この事例ですとサラリーマンを煽っていたので、口臭についてまずやるべきことはかかりつけ歯科医院へ行き歯周病のチェックを行うこと。喫煙者が多いと思いますので歯周病には喫煙が大きく関与していることを伝えること。それが最も必要なことです。小手先だけでは何ともなりません。
よくある話が歯周ポケットの中に歯石がべったりなのに電動歯ブラシを購入し頑張っている方です。電動歯ブラシは高いです。その前にきちんと歯周病をコントロールしましょう。電動歯ブラシはその次です。(別の考え方もありますが・・・。)
まずはかかりつけ歯科医院で相談です。そして相談済みの方は自分でブラッシングなどのセルフケアを頑張りましょう。デンタルフロスなども効果的ですが継続できるようにしましょう。
そして特に口臭が気になる方は年に数回はメンテナンスを受けましょう。
ちなみに胃が悪くて口臭の症状が出るのは健康な方ではほとんどないそうです。
ほとんどは口腔内の問題みたいです。
今晩は佐倉市の健康管理センターで佐倉市在宅ねたきり老人等協議会の委員会が開催され、私はその委員ですので参加してきました。
現在日本は高齢化がどんどん進んでいます。介護の方も多くの問題を抱えて動いています。歯科の方でも歯科医院に通院できないなど、在宅歯科診療のニーズが出てきている時代です。多くのエリアに在宅歯科診療専門の歯科医院がありますが、佐倉市は行政が在宅歯科診療を行っております。
今までかかりつけの歯科医院があり、担当の希望があればその歯科医師が行くことになるでしょう。希望がなければ歯科医師会の会員のどなたかが行くことになります。通院が困難で口腔のことで困ったときは、佐倉市に問い合わせてみてはいかがでしょう?
ただ、歩けるのであればリハビリがてらかかりつけの歯科医院まで行った方が良い治療を受けられると思います。在宅診療はあくまでも応急処置や入れ歯の作成、調整などできることしかやりません。
本日20代女性の歯周病患者さんが来院しました。その方は本当に普通の若い女性なのですが、歯石が比較的多く付着していて歯肉がパンパンに腫れています。
歯石が本当に強固にこびりついているので何回かに分けないと取りきれません。
実際に来院動機は歯周病の治療がしたいとのことでした。
現在、歯科衛生士がガリガリと歯周ポケット内の歯石まで徹底的に取っています。
年齢が若くても歯周病になります。
この方は幸い若いのですが症状が強く出ていて、出血などの自覚症状があったのです。
よって、「自分は歯周病かも??」と思い受診した訳です。
つまりこのようにリスクがそれなりに高い場合でもきちんと受診すれば十分間に合うことが多いです。
歯周病は初期、せいぜい中等度位で受診すれば定期的なメンテナンスを受けることで進行を食い止めることができます。
困るのは喫煙者やリスクが高く悪くなる可能性が非常に高いのですが、症状に出ないタイプの歯周病患者さんです。このような方はじわじわ進行し、症状がでて調子悪くなったときはもう手遅れパターンが多いです。
自分自身の口腔内の状況を理解できていない方がほとんどです。
ぜひかかりつけの歯科医院をもち、定期的なチェックを受けてください。
欧米では当たり前の習慣です。
先日の診療中の出来事です。
ある50代女性の患者さんの治療のときですが、下の奥歯に1本ハイブリッドセラミックス(グラディア)を装着し満足していただきました。
他には緊急性のある治療はありませんということをお伝えしました。ただ、下の前歯の2番目の歯が古いメタルボンド(自費診療の白いかぶせもの)であるため審美的に気になるとのことでした。
私は確かに審美的な問題があることと根管治療(根の治療)が不十分なことと、根の先に透過像(黒い影)が見えるので、もし、はずしてやり直すのであれば、根の治療もやりましょうとご説明しました。
その際に他の周囲の前歯の変色が気になる(確かに少し歯が黄色い方でした)ので「削ってかぶせた方が良いのかしら?」と言われました。
私はあわてて、「いやいや他は天然歯なので絶対に削っちゃダメですよ!」と念を押しお伝えしました。
「もし歯が黄色くて気になるのであれば、第一選択はホワイトニングですよ。」と・・・。
現在「アンチエイジング」という言葉が流行で、美容や歯の関心もある意味高まっております。
しかし安易に審美歯科や美容歯科を意識するあまりなんでもない歯を簡単には削らないでください。
状況によってはやむを得ないこともありますが、アンチエイジングに逆行する行為です。
確かに回数少なく見た目を改善する方法は魅力ですが、基本的には小児の時期からの積み重ねと歯列に関しては矯正が絡んできて小学生、中学生あたりで良い状態に持っていくことが重要です。