スウェーデン研修報告(2006/8/15~8/26)
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研修内容
場所
イエテボリ大学カリオロジー学教室研修
日程
8/16~8/18 (武内は8/16~8/24)
内容
スウェーデンにおけるカリオロジーについての講義
国立の開業医見学
障害者施設(Mun-h centerの見学、研修)
(武内はスウェーデンにおける歯科衛生士教育を受講。う蝕学と歯周病学の基礎からスウェーデンにおける歯科衛生士の実地研修まで。)
要点
- 20歳までは国が全額負担(ただし年に1回のみ約1,000クローネ日本円で約20,000円を国が負担する。)
- 患者は好きな医院を受診する事ができる。
- Mun-h centerは国立の障害者施設スウェーデン各地域から障害をもった患者さんが来院する。日本で言うと遠方からでも滞在してそのもっている障害についての教育、データ収集などを行う。以前は各地域にあったそうだが、一箇所に集約する事により維持費が抑えられ来院する患者さんの交通費などを国が負担する。PT STなどあらゆる専門家が集まりチームで治療を行う。以前は大富豪が持っていた島だが、寄付し島全体が完全な障害者専用の施設となっている。1回の診療費も国が負担するので非常に安くなっている。
- Mun-h centerの衛生士さんが言っていた言葉「障害者の口腔のケアをきちんとしなかったらもっと障害の度合いもひどくなるしまずは口からきちんと!」
- Mun-h centerのロゴは口が中心ということを示している。
- イエテボリ大学病院ではサリバテストを全員に実施はしていない。ただしルーティンでできるのであればぜひやった方が良いとDr、Peterが言っていた。なお、開業医ではルーティンワークとして2歳位でSM菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌)の検出を行っていた。
- 昔(約30年前)のスウェーデンは本当に口腔の状態はひどかったそう。しかし、歯科医師のグループが一丸となり少しずつ改善し現在の世界一の予防歯科先進国となった。
- Dr、Dowenが言っていた名言「ブラッシングの技術は字を書く技術と同じ。上手に書けるようになるには時間がかかる。」
- 高齢者でも残存歯数が増えてきており今後は根面カリエスが多発すると思われる。効果的にフッ素を利用すべき。
- 今日、ヨーロッパでは水道水にフッ素添加していない。フッ素入り歯磨剤が有効である。
- う蝕予防には食事が重要であり、さらにその中でも頻度が最重要である。
- 小児の口腔衛生指導はデンタルナースが担当する。
- アシスタント、デンタルハイジニスト、デンタルナースと役割が分担されている。
- デンタルアシスタントは国家試験がありレベルは日本の歯科衛生士レベルとのこと。
- 滅菌消毒室は別になり、専門の担当がいる。
- 診療室は完全個室であり広い。家族全員が入室して治療する事もあるそう。
- 滅菌のレベルは法的に規制されている。
- インプラントなどのハイレベルの治療は経験が必要で法的な制限がある。
- スウェーデンではむし歯予防のためにフッ素を使用するのは常識で製品が充実している。





